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医療観光が更にグレードアップ 中国代表団が来台見学 2014/10/05


資料出所:2014-09-01 経済日報 張傑
 

中国の有名大学の皮膚科の医師たちが台南芸群皮膚科診療所を訪問するという、一般の医療観光とは一風変わった出来事があった。台南市医師公会理事長の王正坤医師がまたも台南の医療観光のレベルを引き上げ、台南を国際レベルの美容医療医師訓練センターへと変え、美容医療の技術と知識を伝授したのだ。
 

一般的な国際医療では、患者が海を越えて医師を訪ね、治療を受ける。旅をするのは主に患者だ。しかし今回の旅行者は医師の団体である。王正坤医師は、傑出した美容医療の知識と技術を一歩一歩集約して専門医学教育課程を作り上げた。国際レベルの皮膚科医師が続々と台湾を訪れ、先進的な美容医療の経営戦略と専門技術を学ぶようになった。
 

芸群皮膚科診療所が今年創設した運営本部は、敷地面積約550坪で、財団法人医院評鑑・医療品質策進会の美容医学品質認証を受け、台湾の模範医療機構となった。中国の復旦大学華山医院・交通大学瑞金医院・浙江大学・天津医科大学・華中科技大学・新疆医科大学・陝西省中医医院・瀋陽市人民医院の皮膚科教授など、中国最高ランクの病院の主任医師ら30人の団体が、両岸の美容医療観光と医学交流を発展させるべく、芸群皮膚科診療所を訪れた。
 

今回の医学シンポジウムでは、王正坤医師が「ヒアルロン酸しわとり注射」と「埋線リフト」技術の講演をし、成功大学医院皮膚科主任の王徳華医師が「台湾におけるフォトダイナミクス療法の現在と未来」と題する講演を行った。
 

シンポジウムの中では、中国の医師から「美容医学教育訓練」と「台湾美容医学品質認証」などの問題についての質問も出た。前者については、芸群皮膚科診療所では主治医全員が、1年半かけて6冊の英文の美容医学の教科書をすべて精読しなければならない。
 

また、看護部でも、主任の指導の下、看護師全員が半年かけて中国語の美容医療の書籍を精読し、看護師としての専門知識を深める必要がある。台湾の美容医療品質認証については、申請に条件があり、一般の専門科医師は毎年100時間の単位取得と専門科医師の資格等が要求される。そのため、多くの美容医療の診療所は様子を伺っている状況だ。
 

台南市医師公会理事長の王正坤医師はレーザー操作、ボトックス注射、ヒアルロン酸注射、埋線リフトなどの技術や術後の副作用として顔面のゆがみが発生するのを避ける方法などを紹介し、台湾美容医療技術の発展が韓国に劣らないことを中国の医師たちに示した。
 

王正坤医師は、「消費者には事前に美容医学のさまざまな『作用』、『副作用』、『避けられる医療傷害』、『避けられない医療傷害』、『医療の不確実性』などについて誠実に説明し、消費者が事情を十分理解し同意してから、美容医学の治療を受けてもらうようにすべきだ」とアドバイスした。芸群皮膚科診療所を訪れる顧客は、美しさに加えて、医療・看護スタッフの解説の下、貴重な医療知識を得ることもできるのである。
 

大台南観光連盟の理事長と成功大学EMBA校友総会理事長を兼ねる王正坤医師は、シンポジウム後、中国の医師たちに、「台南市は美しい観光都市で、美しい風景、人情の豊かさと、美味しい食べ物がある。成功大学はまた世界ランキングで500位以内に入る名門大学で、キャンパスは広々としており、場所も台南駅の目の前だ。台南はいたるところに文化、芸術、科学が満ちあふれているので、のびのびと台南をめぐり、成功大学を見学してはいかがだろうか」と提案した。