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頼清徳市長:上海で2つのメッセージを伝える 2014/07/12


頼清徳市長:上海で2つのメッセージを伝える

出所:20140609 17:31 中時リアルタイムニュース 黄文博

6日に初めて中国を訪れた台南市の頼清徳市長は、本日帰国記者会見を開き、「今回の上海訪問の主要な意義は、台湾の様々な意見と、小異を残して大道を求めるという2つのメッセージを対岸に伝えたことにある」と強調した。頼市長は、今後台南・上海両都市がより密接な交流を持ち、それにより台南の農産品と観光医療がより普及、発展することを期待している。

頼清徳市長は「上海訪問では、関係機関からの温かいもてなしを受け大変感謝している。また復旦大学の楊玉良校長の深い文化教養、上海市長の市政運営方針には、尊敬の念を抱かされ、大きな収穫があった。この訪問で双方の交流のための基礎と共通認識が打ち立てられた」と述べた。

彼は「以前は上海について単に経済や商工業の発達した都市というイメージしか持っていなかった。しかし、今度の訪問で、上海の整った街並みと街にあふれる緑の樹々や花々を自分の目で目にして、まるでシンガポールへ来たかのように思えた。そしてこの2400万の人口を抱える大都市のあちこちで、なお盛んに土木工事が行われているということは、更に印象深かった」と語った。

頼清徳市長は、「上海訪問の最大の収獲は、文化と都市のPRのほか、復旦大学の校長と台湾独立や天安門事件、ひまわり学生運動について話し合ったとき、台湾のもう一つの心の声を聞いてもらったことで、これは両岸の交流と相互理解の推進の一助となった」と話した。

 

さらに頼清徳市長は、今回の上海訪問で中国に伝えた2つ目のメッセージについて次のように語った。「台湾・中国両岸には必ず共通する部分も相違する部分もある。以前は違いをどうするかだけを考えて袋小路に陥ってしまっていた。今回の訪問で私は、双方が前を向いて、小異を残して大同を求めるなら、自ずから交流とコミュニケーションを進める方法が生まれ、そうなってこそ両岸関係を促進する手立てが見つかる、と強調した」。

両都市間の文化交流のほか、今回の訪問では上海浦西の浦華大飯店において「医療観光プロモーションイベント」も実施した。衛生局の林聖哲局長によると、今回のプロモーションイベントではトータルマーケティングの方法を用い、ハイレベルな健康診断を提供する台南市の6つの医院、12の医療美容診療所、4つの歯科診療所のプロモーションを行い、かつこの機会を利用して台南市の医療水準を示すことができたという。