観光医療発展のため　台湾・オーストリアの業界が協力

オーストリアの統合医療と心身療法を導入し、観光医療を発展させるため、アジア太平洋旅行医学会と台湾の台開公司は、オーストリアの観光医療および統合医療企業3社との提携了解覚書(MOU)に調印した。。
アジア太平洋旅行医学会の謝瀛華理事長とEbner HohenauerHC Consult(EHC)社のクニッテル (Juergen Knittel) 会長は28日、ウィーンで覚書に調印した。オーストリア商工会議所(WKO)対外貿易センター長レンツホッファー (Johannes Lenzhoffer) 氏と中華民国駐オーストリア代表処秘書楊国誠氏、王晶琦氏が立会人を務めた。
EHCは医療・保健専門のコンサルタントおよびテクノロジー企業である。覚書に調印した他のオーストリア企業2社は、骨関節テクノロジー会社Hudelistと統合医療診療所Integramed Heilkunde Zentrumである。
アジア太平洋旅行医学会と台開公司はオーストリアの統合医療と身心療法を導入し、更に台湾の100以上の診療所・病院とも連携して、ヨーロッパ式のハイテク治療を提供していく計画だ。
謝瀛華氏は、「観光医療は数億ユーロの経済効果を生み出すことができる。今後、台湾とオーストリアの観光医療提携が、海外旅行客を台湾に呼び寄せることに期待をかけている」と述べた。
EHCの代表は5月下旬に台北を訪れ、提携の詳細について協議することになっている。アジア太平洋旅行医学会と台開公司は、台湾の健康産業と医療界の代表を招いて提携計画に参加してもらうことを予定している。最初の提携の方向には、ヨーロッパ式統合治療、ハイテク看護モデル、および骨関節支持システムなどが含まれる。
駐オーストリア代表の陳連軍氏は、「海外駐在機関は台湾の観光業者に積極的に協力して国際市場を開拓している。台湾とオーストリアのこの方面での提携が、台湾の医療ツーリズムの発展を促進することを期待している」と述べた。