台南府城文化観光産業協会、厦門市場の開拓へ | 2014/07/12 |
出所:中時リアルタイムニュース 洪栄志 2014年04月04日 11:05
台南市府城文化観光産業協会厦門市代表処がオープンした。多数の中国の政府職員が祝賀に訪れた。(台南市府城文化観光産業協会提供) 反サービス貿易協定の学生運動は、一部の台湾民衆の反中感情をかきたてたが、なお多くの台湾企業が引き続き中国へ進出している。台南のグルメ・みやげ物業者によって組織された台南市府城文化観光産業協会が、学生運動のさなか、厦門市に代表処を設立した。これを中国進出の足がかりとし、台南本場のグルメとみやげ物を中国に売り出したい考えだ。 台湾海峡両岸の民間交流は日増しに頻繁になり、台湾各県市の旅行協会も次々と厦門に代表処を設立している。台中・基隆・澎湖・宜蘭・金門・嘉義の6県市の旅行協会がそれぞれ廈門に事務所を設立したのに続き、台南市府城文化観光産業協会厦門市代表処も3月31日にオープンした。 オープン当日、協会は35人の代表団を組織して、台南各メーカーのグルメとみやげ物を手に共にイベントに参加したほか、厦門市民政局局長石好栄氏、厦門市旅行局巡視員厳琪氏、厦門旅行協会副会長謝進元氏、厦門市政府台湾事務弁公室処長張保衛氏等、中国の政府職員も祝賀に訪れ、その場は大いににぎわった。 取材によると、府城文化観光産業協会は、前台南市旅行公会理事長李明朗氏、厦門吃貨公社農業科技公司会長陳福明氏等の多大な尽力の下、厦門市政府の許可を受け、台南市の民間社会団体の代表として厦門に進出し、試験的な拠点を築くための唯一の切符を手に入れた。もともと去年にオープンして運営を開始するはずだったが、李明朗氏が病気で亡くなったため、紆余曲折を経て今週月曜日、ようやくオープンセレモニーを行うこととなった。 協会の蘇淵稜理事長は、「当協会厦門代表処は両岸民衆の経済・貿易・旅行等の交流サービス、両岸民衆の旅行緊急救助への協力および消費者の権益保護、両岸のグルメ文化フェスティバルイベントの計画・実施により、両岸の旅行経済の発展を効果的に促進することを業務とする。今後は政府に協力して厦門・台南両地の物流、交通等の経済貿易サービスおよび旅行、グルメサービス活動も促進していきたい」と述べた。 協会の駐厦門代表処主任で、明新食品駐厦門代表でもある江明憲氏も「当代表処は、能力を最大限発揮して、台南の地元グルメ、奥深い文化と最も進んだエコツアーを厦門にもたらすとともに、厦門の美しい景観やグルメと閩南文化を今以上に多くの台湾南部の同胞に紹介し、厦門と台南を海峡両岸の双方向の旅行における、最も人気のある都市に育てていきたい」と語った。 |