中国人観光客台南を漫遊 天に上るほどの心地よさ | 2014/04/13 |
中国人観光客台南を漫遊 天に上るほどの心地よさ 出所:旺報特約記者李光展/特報 2014年3月17日 04:10 台南を訪れ自転車を利用する中国人客が増えている。(撮影:李光展特約記者) 台南市は自転車の利用環境が整っている。(撮影:李光展特約記者) 自転車に乗ってこそ台南の美を満喫することができる。写真は台南市安南区鹿耳門天后宮。
中国大陸からの旅行客が歴史と文化の古都、台南を訪れ、台南人のスローライフに歩調を合わせるのなら、自転車に乗って自由観光をするのが一番だ。台南市を訪れ、自転車をレンタルして市街地や安平旧市街を行き来する、あるいは台南運河沿いの古跡や海洋レジャーコースや美しい公園をつなぐサイクリングコースを楽しむ、といった自由旅行をする中国人観光客が増えている。
豊かな文化と歴史を持つ古都台南、大小すべての通りに、語り尽せぬほどの歴史ロマンが詰まっており、地元の人々は他の土地からやって来る観光客に、スローライフで観光するのが一番良いと勧めている。自転車での台湾一周を何度も経験している台湾商社マン楊欽敦氏は、中国からの友人が来るといつも数台の自転車をレンタルして一緒に自転車で台南を巡る。
「私の中国の友人は皆『会長』とか『社長』といった肩書の人ばかりで、外出する時はいつも送り迎えをする運転手が付いているものだが、台南に着くと途端にスローペースになる」。自転車に乗ってスローライフを満喫したある中国人観光客はそれを「天に上るほどの心地よさ」と形容し、台南市の自転車旅行をしきりに褒めていた、と楊欽敦氏は語る。
利用回数に基づく料金計算で乗り放題
中国人観光客は台南市のどの道を最も好むのかといえば、多くの人が運河周遊サイクリングコースを絶賛している。中国人観光客は、「河のある街は中国大陸にもたくさんあるが、運河を一周するこの13.6キロメートルのサイクリングコースは、ただ運河を巡るばかりでなく川辺の穏やかな風景を楽しむこともできるし、さらに素晴らしいのはコース沿いに安平古堡・徳記洋行など安平の古跡スポットが数多くあり、歴史的雰囲気に満ちていることだ。しかも安平港を過ぎると海洋レジャーコースに続いているし、林黙娘公園や億載金城もある。景観が豊かで、歴史ロマンにも魅了される」と語る。
安平旧市街の自転車レンタルショップでは、自転車・電動バイク・タンデム自転車・親子自転車・カルガモ自転車・三輪車などが、利用回数に基づく料金計算で一日乗り放題、一回のレンタル料は100元から300元となっている。業者によると、安平を訪れる中国からの自由旅行客は少なくなく、パスポートを預かって自転車を貸し出すこともよくあるとのこと。また、業者は安平区役所刊行の観光サイクリングコース地図を提供しているため、観光客は地図をもとに行きたい場所を探し、時間を気にせず思う存分安平のあちらこちらを周遊することができる。
クレジットカードでのレンタルも可
台南市政府観光旅行局が計画している観光サイクリングシステムは、すでに2月下旬から安平区で試行されている。古堡街公共駐車場と安平小砲台臨時公共駐車場では自転車の無料貸し出しサービスを提供しており、週末や祝祭日には多くの人が観光サイクリングの体験に訪れ、貸出率は8割にも上る。サービス時間は午前9時から午後6時、「一卡通(I Pass)」かクレジットカードでのレンタルが可能。また、借りた時と違う場所で自転車を返却することもできる。
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