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台南メイジャム音楽祭 虎頭碑に登場 2014/04/13


台南メイジャム音楽祭 虎頭碑に登場

 

 

ドイツ人アーティスト、アクセル・シューン氏が14年連続で「台南メイジャム音楽祭」を開催。地域の人々には自分を同じ地域に住む仲間と思ってほしいと語る。
記者 呉淑玲/撮影

ドイツ人アーティスト、アクセル・シューン(AxelSchunn)氏が、14年連続となる「台南メイジャム音楽祭」を開催する。毎回変動していた開催地は、市政府観光旅行局と新化区役所の協力の下、今年の5月以降「台南メイジャム音楽祭虎頭碑ライブ」と銘打ち、毎年虎頭碑で開催される見込みとなった。

「私を外国人扱いしないでないでください!」と語るアクセル・シューン氏は台南に移り住んで24年、すでに新化に定住しており、のどかなこの地を非常に気に入っている。また、地域の人々には自分を同じ地域に住む仲間と思ってほしい、このイベントも外国人が開く音楽祭ではなく、地元の特色を表すことのできる音楽祭と見なしてほしいと願っている。
 

新化区役所で主任秘書を務める鄭道立氏はシューン氏に感銘を受け、率先して音楽祭の企画準備作業に協力、現在はチケット販売協力店を探しており、すでに新化老街コーヒー店の参加が決まっている。また、地元のものやオリジナルアートのものを優先して出店を募集、更にイベントでは中高生のボランティアも歓迎している。開催は5月2・3・4日の3日間、すでにチケットの前売りが開始されている。詳しくは公式サイトhttp://www.mayjam.com/にて。
 

アクセル・シューン氏はドイツの芸術絵画学院卒業で、芸術の都西ベルリンの出身。西ベルリンでは毎日オペラやコンサートや美術展などが開かれており、日常の生活の中に芸術活動が満ち溢れている。彼は台湾の暮らしを愛しながらも、この地に音楽や芸術活動が非常に少ないことに気付き、14年前に「台南メイジャム音楽祭」を開始した。
 

音楽祭の開催地は、10数年来一定しておらず、これまで安平、四草などで開催されてきたが、昨年からは虎頭碑風景区に場所が移された。参加するアーティストや音楽ファンのほとんどは遠方からやって来るため、道に迷う人も毎年少なくない。そのためシューン氏は毎年決まった場所で音楽祭を開催することができるよう、長年努力を重ねてきたのである。
 

そして今年ようやくこのイベントの重要性が観光旅行局に認められ、新化区役所の甚大な協力も得ることができるようになった。今回は国内外からおよそ30組に及ぶアーティストが参加する見込みで、観光客の便宜のため、台南の兵器工場跡から無料シャトルバスが運行される。また、新化区役所の計らいでアクセル・シューン氏と新化マンドリン楽団との音楽交流も行われる予定だ。
 

 

【2014/03/06 聯合報】@ http://udn.com/