出所：タイムズビッグニュース時間：2013/12/19 午後 04:09:46

作者：【李怡静】　ソース：旅行 台南

【台南ニュースセンター／報導】各界に向けて今年度の成果と来年度の主な推進事業についての説明を行うため、台南市政府観光旅行局は12月18日、特別に2013年度施政成果発表記者会見を開催し、陳俊安局長よりこの1年間の主な施政成果について以下のような説明がなされた。

まず第一に、国際的なPRにおいては進展があり、積極的に国際組織に参加し国際会議を開催、都市間の交流を行なった。今年9月に「アジア太平洋都市観光振興機構」第6回総会において「最優秀マーケティング活動賞」を獲得したことは、本市の国際観光都市としての知名度の大幅な上昇と、国際広報活動における努力への高い評価が示されている。第二に、台南空港の活性化に積極的に取り組み、空港の国際化を推し進めた。昨年は台南－武漢定期チャーター便を就航させ、今年は香港定期便が就航するなど、海外旅客市場の開拓に成功している。また、グローバルマーケティングを強化するため、組織に特別に国際部門を設け、国際業務を持続的に推し進めている。
　観光サービスの面に関しては、すでに本市の各旅客サービスセンターは台湾初の巡回式サービスを全面的に実施しており、交通部観光局の2013年度旅客サービスセンター評定では、団体で全国第三位、センター別評価で第三位であり、また全国で唯一、サービス品質向上賞を獲得するなど、多くの賞を受賞、そのサービスの品質が評価されている。その他、市民が台南の生活により親しみ、台南の歴史と文化をより深く体験・探索できるよう、ミシュラン星付き散策ルートをPRし、ガイドサービスを提供した。中でも「台南塩の里ぶらり旅幸せ999 」と「古都歴史散步ルート」は品質保障協会の全国観光ルート賞金賞を受賞し、「ぶらり歴史訪問～台南ミシュラン星の河めぐり」 2日間の旅は、今年の台湾10大幸せ面白観光コースに選ばれた。さらに、観光客サービスの重要性を明らかに示し、本市の観光客サービスのさらなるグレードアップをはかるため、来年は観光客サービス課を設置する予定である。
　観光産業の品質向上の面では、宿泊業者を積極的に星評価制度に参加するよう指導しており、現在本市で星を獲得している宿泊施設はすでに31軒、星の数は合計90個に達しており全国第2位である。観光旅行局は宿泊産業を旅行・観光の中核産業と位置づけ、定期的に査察を実施しているほか、品質向上指導を強化して、旅行客に多種多様な宿泊施設の選択肢を提供している。その他、本市の資源を点検し、現在不足している観光施設の設置を計画、同時に民間資源を導入し、観光事業投資企業の誘致を推進するなどして、観光産業の発展を促進している。
　上述した貢献のほか、観光旅行局にはさらに以下のようないくつかの成果がある。

関子嶺と亀丹という2つの温泉地の開発と給水を前後して完成させ、温泉ラベルの獲得件数が合計32件に達し、「台湾一の温泉、世界三大泥湯温泉」というブランドイメージを作り上げた。また水雲温泉の資源調查と探査も完成させており、来年掘削が開始される予定となっている。

台南美食祭を開催して本市の美食をPR。本市37区計319軒の美食や菓子、飲み物やアイス類、お土産などの業者の取りまとめに協力し、宣伝を行なった。

国産牛肉の普及活動として、43の煮込み牛肉業者を招き「2013台南煮込み牛肉フェスティバル」を開催、市長のオフィシャルフェイスブックへのアクセスは100万に及び、イベントを成功させた。

本市267の店舗と607項の商品をまとめて「2014台南美食お土産カタログ」を作成し、台南の物産を全国に販売した。

深みのあるテーマ旅行を企画して経験経済を発展させた。ミシュランスポット星の河めぐりツアー、登山道の四季を楽しむツアー、宗教観光ツアー、農村体験ツアー、生態ツアーなど、多彩なパックツアーを豊富に提供するとともに、大規模な観光イベントを数多く開催し、台南に多くの観光客を呼び寄せた。

陳文彬監督と協力して観光短編映画『幸福事務所』、『オイスターマン』を撮影し台南を売り込み、総観客数は2作で7万人を超えた。

台湾好行8899観光バスをアピール、乗客率は全国第一位となり、累計乗客数は百万人を突破して、全国に31ルートある台湾好行バス乗客数の新記録を達成した。

「旅行台南」アプリの中国語版の開発と作成が完了。これは台南の美食、宿泊、交通、スポットなど2300件を超える旅行情報を提供する、全国で最も豊富な情報を搭載するオフィシャルアプリである。

陳局長は次のように述べた。「大台南の観光客数が年々増加する現状に伴い、観光旅行局は台南観光の発展を推進する牽引車として引き続きシティセールスに力を入れてゆき、美食や土産品をPRし、それに続いて物産センター（物産館）設置の次の段階である設置場所の検討と、『台南美食お土産カタログ』の電子化に着手し進めていく。また、低炭素都市づくりに呼応して低炭素観光ルートや地元の食材をPRし、ミシュラン三ツ星の旅新ルート『五條港旧市街ぶらり旅』や『塩水月津港めぐり』を実施に移す。環境産業のグレードアップの面では、引き続き温泉事業の高付加価値化や宿泊施設の品質優良化および水雲温泉の掘削計画を推し進めるほか、『2014関子嶺水火同源300年記念イベント』を開催して台南の温泉のブランドイメージの確立を図る。その他、旅行客のニーズに耳を傾けながら友好的な旅行環境を築くことは公共部門として一刻も猶予できない課題である。台南－香港間の定期航空便が無事就航し乗客率が安定した成長を続ける中、民衆がさらに多くの便から選択することができるよう、来年は新たに2便を増便するほか、観光事業投資企業の誘致推進にも努力して契約を成立させ、また、安平区と中西区が「観光地区」の指定を受けることができるよう積極的に取り組む計画である。これらの働きを通して、台南を訪れた旅行客たちが台南により長い間留まり、より多く消費して、葉石涛先生の言葉にあるとおり、台南が『夢を見ること、商売をすること、恋愛をすること、結婚をしてのんびりと日々を過ごすことに適した素晴らしい場所』となるばかりでなく、さらに台南が旅行客が台湾を旅する際の一番人気の地となり、アジア地区で最も魅力ある観光新パラダイスとなることを希望する」。