首頁/ 最新消息/ 台南市政府及び市議会からなるチャーター初便訪問団が香港を訪問 実りある成果を上げる
台南市政府及び市議会からなるチャーター初便訪問団が香港を訪問 実りある成果を上げる 2013/09/13

発行日:2013/7/22午後 01:50:56
情報発信元(永華市政中心)
発行人:広報・国際関係処葉亭君
撮影:広報・国際関係処薛斐銘

頼清徳・台南市長率いる市政府関係者、市議会議員ら一行は台南-香港を結ぶチャーター初便の運航にあわせ、香港を訪問した。7月18日~21日の四日間の滞在中、文化、観光、農産物等幅広い分野で交流が実施され、本日(7/22)、頼市長および頼美惠議長、議員たちによる訪問成果の報告が行われた。頼市長は「初就航に合わせた今回の訪問は、成功の第一歩だ。。市政府各局処はチャーター直行便の正式就航に向けて着々と 準備を進めており、台南-香港航線を最大限活用して、台南市の国際的知名度向上を図る」と述べた。

記者会見では今回の訪問の様子を記録したムービーが放映され、今回の訪問が内容の濃い、実り多いものだったことが窺えた。頼市長をはじめとする訪問団一行は、SOGO百貨店、新界荃湾悅來坊商場(パンダ・プレイスショッピングセンター)を訪れ、マンゴーおよび台湾農産品の販路開拓に向けたトップセールスを行うとともに、香港誠品書店で香港の著名な旅行ジャーナリスト欧陽応霽(クレイグ・オウ・イェン)氏と都市美学について対談。さらに「台南観光.農産品.美容医療説明会」を開き、香港の旅行業者に対して、医療と観光を組み合わせたメディカルツーリズムを積極的にアピールした。また、市政府広報・国際関係処処長の趙卿惠氏はこう付け加えた。「香港旅行業者からの反応は大変良く、会場には事前に用意された席数150席を上回る200名以上の業者が詰めかけるという大盛況でした。台南観光の売り込みにあまり乗り気でなかった業者もプレゼンを聞き終えると、「早速、九月にでも訪ねてみたい」と予想以上の好反応が見られた」

頼市長は、今回の訪問には市政府関係者、頼美惠議長、郭信良副議長等総勢16名の市議員と台南市立法委員・陳亭妃氏、葉宜津氏らが同行したほか、観光公会、飲食業者も参加し、県市合併以来最大規模の海外訪問団であったことを述べ、市政府を代表して関係者の協力に感謝の意を表すとともに、「台南-香港間のチャーター直行便の就航は歴史的にも非常に意義深い。17世紀に台湾唯一の対外貿易拠点が置かれた台南と香港間の直行便の就航は、台湾南部第二の国際空港として、台南の国際化に寄与するに違いない」と期待の意を示した。

頼市長は「今回のプロモーション活動は絶大な成果を得ることができた。台南と香港が各々の特色を生かしながら、相互に補完し合えば、大きなセールスポイントとなるはず。香港の面積は台湾の総面積の半分ほどだが、その人口は台湾の4倍で、常に目まぐるしく変化する国際都市だ。台南のゆったりとしたライフスタイル、グルメ、文化、生態とは全く対照的であり、、この対比によって新たな魅力が生み出され、より一層の相乗効果が期待される」と手応えを語った。

さらに頼市長は「今回の訪問において、台南の医療観光資源にも高い関心が寄せられた。台湾の医療は世界第2 位の水準にあり、医師密度も全国最高レベルで、医療技術は北部と比較してもまったく遜色ない。また、豊かな自然と穏やかな気候、住民の人情味が厚いことなど、香港の旅行業者を引き付ける好条件が揃っている。農産品に関しても、質の良さには定評がある上、価格も香港の物価の1/3と、かなり手頃であり、競争力がある」と台南の良さをアピールした。

そして、頼市長は「代表団による積極的な観光プロモーションに加え、香港在住の台南企業家も協力してくれた。香港-マカオ-台湾チャリティー基金会前理事主席・林添茂氏、現主席・錢立祐氏、恒亜電工有限会社業務執行取締役・沈尚慧氏をはじめとする数十名の台南出身者が合資して、当地の各大手新聞にチャーター直行便の就航祝いと台南農産品の販売促進を兼ねた全面広告を掲載してくれた」と感動をこめて語った。

頼市長は、今回の訪問を成功裏に終えた今、市政府は既に次のような施策に取りかかっているとして、次の3点を挙げた。第一に、売り場、販売拠点とコンタクトを取り、台南農産品の販路の確保に努める。第二に台湾企業により良い投資環境を提供するために窓口の一本化を図る。第三に台南滞在中の各種相談を受け付ける観光客向けサポートダイヤルを開設、香港人が台南滞在中に困ったことがあれば、ここにダイヤルしてサポートを受けられる。。

記者会見には今回の訪問に同行した台南市議會の頼美惠議長、郭信良副議長、唐碧娥、邱莉莉、郭國文、蔡玉枝ら市議員のほか、訪問に同行しなかった郭清華市議員も出席し支援する考えを表明した。頼美惠議長および議員らはチャーター直行便の運航促進と訪問の実現に地道な努力を続けた市政府の真摯な姿勢に深く感銘を受けたと述べ、肯定的な評価を示した。また、市議員らは市政府に対して、台南の観光宣伝をもっと大々的に行い、観光地としての認知度向上を図るべきだと助言したうえで、空港内のスペースの有効活用と空港周辺の交通アクセスについてはまだ改善の余地があると指摘し、空港内に免税区、お土産コーナーを増設することや空港連絡バスの運行を提案した。そして、台湾企業の便宜を図るため、将来アモイと台南間のチャーター便の運航を促進することにも意欲を示した。郭副議長は「このたびの直行チャーター便開通は四億元規模のビジネスチャンスの創出につながるものであり、常に「先を見据えた」長期ビジョンをもって、施策に取り組む頼市長の姿勢がうかがえる」と語った。

現在、台南-香港間路線は毎週火、木、日曜日に週3往復が運航され、中華航空が台南農産品を使った機内食を提供するほか、様々な航空券付き宿泊パックを用意している。中華航空は、台南-香港間を結ぶ直行便が7月18日に就航して以来、予約状況は平均70%以上と好調に推移しており、台南市民により便利なアクセスを提供するため、年末には定期直行便を週7便にまで拡大できるに違いないと発表した。